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オークランドホームスタッフのつれづれ日記

  

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日記
欧米化
笹原常務

ここ数年のいろいろな社会問題を見ていて思うことがある。  
ミートホープ、耐震偽装、赤福、銀座吉兆などなど。 消費者の信頼を裏切るような物事の数々。  
なぜ今になってぼろぼろ出てくるのか?  それとも昔からか?  
おそらくそれは昔から行われていたことであろうと思う。
ただ明るみにならなかっただけであって。いつの昔からか?
従業員は知っている。それが悪いことだと。
でも会社の方針、慣習だから、と。
中国人の見識者も知っている。
上海の超高層建築物の耐震性を。 100年に一度あるかないかの大地震に対しての耐久性を。  
資本主義経済の仕組み(価格自由競争)のなか、予想を超える規模の地震に 耐えうる建築物に万全の資金をつぎ込んで備える消費者はごく少数。
「今までなかったから大丈夫でしょ。多分。」  
建物にかかわらず車、家電など経済設計という美しい言葉の裏側には、恐ろしい可能性を秘めていると思える。

自由競争=低価格競争の様相を呈していて、建築業界もまたそれの中にある。  
「いいものを安く!」と企業・会社の努力は全力でそこに注がれている。
技術の進歩・発展には不可欠な要素であることは間違いない。
いいものとは、買って使って、味わって初めてわかることが多い。
そうなると先に急ぐもの、重きは「安く」になりがちだ。  
行き過ぎた価格競争の中にあるのは売り手→買い手の一方通行の悪の枢軸。
いいものだとわかる前に買い手はお金を払っている。
一方通行といったのは 手に入れたものが「悪いもの」と知ったとき、払ったお金を取り戻すのに 買い手は時間と労力をそがれる。
それを売り手は知っている。  
売り手は買い手(消費者)に自分が置き換えられた時(同じものを売り手が買うとき) その商品に対してどう思うか。
そこに思いを寄せる前に利益・利益・利益。(あくまで現社会問題のある組織における 悪しき倫理観を想像しての記述であります。)  
会社組織は利益がなければ成り立たない。
鮎の塩焼きが残っていれば次のお客に出す。
鮎1匹分の利益ゲット。
(高級料亭で出された鮎を残す人もいるんだなぁ?引き上げた鮎はチンして出すのかなぁ? それとも高級だから冷えた鮎でもOKだと思ってしまうのかなぁ? ファミレスで添えられているパセリやクレソンも使いまわしなのかなぁ? 食べないからどうでもいいけど。)と庶民感覚100%な私の疑問。 余談ですが。  

売り手と買い手、言い換えて、人と人との信頼関係はどうなってしまっているのか。?
こう思う。 車を運転しているとき。
前のドライバーあるいは、後ろのドライバーはまともな運転をしてくれるだろうか?
もし前の車が急停止したら。
後ろの車がブレーキが壊れて突っ込んできたら。  
考えるだけで、というより考えてしまっては、恐ろしくてハンドルを握ることは できなくなってしまう。  
通常の生活の中で無意識に人対人の関係で信頼関係を築いているところは非常に多い。
というよりもすべてがほかに依存し、頼り切っている。  
車社会もそうだが、電車に乗ったとき、飛行機に乗ったとき。いってみれば、 近所に歩いて買い物に行くとき、朝、蛇口をひねって顔を洗うときまでも。  
水が蛇口から出るためには相当人数の人々の信頼できる行いがなされた結果であろうと。
自分が歩行者、目の前の歩行者信号が青。渡りますよね、当然。
でも車は止まってくれるとは限りません。信号に気づいていないかも。  
電車もしかり。関西で大事故がありましたし飛行機にいたってはそこらじゅうで 落ちてますね。  
私の記憶では歩いて事故に遭う確立よりも、飛行機事故のほうが少ないとか・・・。
ある意味そうでなければ困りますが・・・。
「いやぁー、この前、飲酒の車に突っ込まれちゃってー」という談笑はありですが、
「いやぁー、この前飲酒飛行機に乗っちゃって。」というのは洒落になりません。  

無意識に信頼関係を築き、そして裏切らない。
今のご時世、そんな奇麗事は言ってられないことになってしまっています。  
企業・会社は価格競争のなか訴訟にも備えます。
ぎりぎりの中で利益を上げることの中のリスクを自覚しているからです。  
PL法でやられないようにしなければ!と。  

欧米でのお話。  
コーヒーをこぼしてしまって火傷した。
「コーヒーが熱いからだ!」 と裁判沙汰になるそうです。
お話になりません、と思うのが私は未熟だということです。
欧米でコーヒーを売るには火傷をしない程度のぬるい温度でお客様にご提供しなければなりません。    
日本でも、玄関引き戸(サッシだったか?)の引き戸を閉めて、子供が指をちぎってしまったと。
今の玄関ドアは防犯、断熱性などの性能を高めるために重量が大でがっちりしたものが 多いのです。
企業の努力の賜物です。  
なぜ?こうなってしまった?日本人。  

想像の域をこえませんが、私なりに考えました。  
昔々、日本の家では、寝食が同じ部屋で親子のコミュニケーションが毎日でした。
日々、父親の苦労、母親の苦労を子供たちは目の当たりにしていて、 また子供たちの悩みも親は知る手段が今よりもあったに違いない。  
近所のガキ大将にいじめられてこずかれて泣いて帰っても、やられたらやり返せと 叱咤激励することでしょう。
「お宅の子供に殴られて・・云々!!」親同士の抗争? なかったと思います。  
「悪いことは悪い」、「弱ければ自分で努力して強くなりなさい!」、 と当たり前に言うこと。
そんな光景は信頼しあう対人関係で一番近い親子の間(人対人の一番身近な形態)では当然の ように日常、あったでしょう。  

ある時代戸建の建築様式で寝食分離という欧米建築文化の伝来?!があり戦後のGHQ政策よろしく、 日本はスムーズに?そちらに移行していく。  
そんなある一家の光景は、 ご主人は朝は早く、朝ごはん無し。
夜は残業で深夜の帰宅、お子さんは塾で夜ご飯もお弁当。 などとメディアで見かけます。
ご主人の状況:企業努力=従業員努力、残業。早出。は当たり前。
子供さんの状況:就職は出身校至上主義なのですから、塾に行かなければ!
学校の授業では受験対策になりません。
(もちろん当てはまらない企業・会社も多数ありますが)  
この状況でいつお互いのことを思うのか?いつお互いの日々の変化を感じる事はできるのか?  
いつお互いに信頼が生まれるのか?  
CMで授業参観の光景でお父さんが息子についてのことを発表する場面で、何も言えなくなるというものが ありました。
「うちの息子はすばらしい子です。趣味は・・・。(汗)好きな食べ物は・・・(汗)」 すばらしいということはできたが、その後は何もいえないというシュールなCM。
息子のことは一切わからない。  
親子間での人対人の信頼関係すら揺らぐ時代において(すべてがそうだというわけでは当然ありません)、 会社に対して、知人に対して、無関係な人に対して無意識に、無条件で、信頼しきる (日本語おかしいですが、全信頼という意味)など到底ありえないということになって当然なのか?  
日本人の対人への希薄感・不信感。自分以外はすべて信じることができない。
疑ってかかるまず第一歩。
タクシーの運転手と後部座席の間の間仕切りは最近見かけますが、銀行の受付窓口などにも そのうち分厚いアクリル板が取り付けられるように近くなると容易に想像つきますし。  
問題が起きたら後にも先にも、
「話し合い?必要ないよ。訴えればいいじゃん!熱いコーヒー作ったやつが悪いし!」
行き着く先は欧米化訴訟社会。  
若い大工さんが、釘を打つのにカナズチで指をたたいてカナズチ製造メーカーを 相手取り、
「カナズチの頭が固すぎる!!」と訴え出る日が来ないことを切に願う。  
もしそうなれば、「欧米かっ!!」とタカ&トシばりに激しく突っ込みを入れようかと。  

売り手側の近々の偽装・もみ消しなどの問題の発生が数々出てきた背景にあるものは、 生活を包括する「すみか」である家の欧米化に伴い、人と人の関係希薄で生まれ育った 人間が主になり社会活動をする企業・会社(先述の売り手側)自体の内包する精神であり、 また、同じく欧米化「すみか」から生まれた「クレーマー」(イイガカリをいう人)なる言葉に 当てはめられるゆがんだ買い手(コーヒーは熱からずぬるからずをのみ許容する。)ともいえる精神。
ともに欧米化住宅の普及によって生まれ出てきた現況日本人の必然的な精神状況であろうと 考えることはできないだろうか。 かく云う私も生まれも育ちも「欧米化!」住宅でありますが・・・・・。
大昔の住宅形態の時代でも悪の精神はあったことは、間違いありませんが、 ただ、人は良くも悪くも生まれ育った環境に起因することがあるという中で、 住居環境そのものである「すみか」がそんな精神を生み出す一端を担うのではないかということで この発想の結論付けとしたい。
ここ数年のいろいろな社会問題を見ていて思うことがある。

2008/05/22  

(山本)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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